ゲームセンターで出会う、野明&遊馬と内海!そこには謎の少年・バドの姿も…。そしてパワーアップして現れる3体目のブロッケン!特車2課第2小隊の立ち回りやいかに?
ゆうきまさみさんの漫画『機動警察パトレイバー』3巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
『機動警察パトレイバー』3巻 主なあらすじ
- 非番の日、デート!に出かける野明と遊馬。映画を見てお茶をして、たどりついた先はゲーセン。そこにはリアルな体感ゲーム『パトレイバー』が…。
- ここは「プロ」として!チャレンジした野明と遊馬だが、高難易度なゲームに歯が立たない。そこに現れたのは、ゲームを開発した「シャフト」の内海!二人の前でクリアしてみせる。
- その内海が連れていた褐色・長髪の少年バド。内海のさらに上を行くゲームの腕前に、野明は驚きを隠せない。内海とバド、二人の関係は…?
- その後、海中より2体目のブロッケンが発見。しかし1体目同様、データディスクが抜き取られていることが判明。それは3体目がより経験を積んだ状態で出現することを意味する。
- そして内海の策略により、3たび現れた過激派のブロッケン!パワーだけでなく、これまでのデータから運動性をアップさせた相手に、果たしてイングラムは対抗できるのか…?
野明・遊馬と内海・バドが最接近!
単行本3巻目にして、主役と悪役が互いの素性を知らずに接触!悪人が相手を警察官と知って近づいてくる、はよくあるパターンだが、「それぞれが『警察官』と『犯罪者』を意識せず」というのは面白い展開。
さらに内海が連れている少年・バドの存在が気になるところ。その肌の色、内海に「バドリナート」と呼ばれたことから、外国人であると思われるが、なぜかコテコテの関西弁を話す彼。
ゲーム「パトレイバー」で見せたその腕前は、特車2課とどう関わってくる…?というのは、今巻ラストでその片鱗が明らかに。
ちなみに野明と遊馬のデートでは、野明が珍しく眼鏡を着用。ショートヘアーと相まって「マジメな学生」感があるのが面白い。
熊耳の意外な弱点とは…?
そして今巻終盤で登場する、3体目にして最後のブロッケン。2巻で苦しめられた超強力な軍事用レイバーに果敢に挑んでいく、「野明ならではの戦い方」に注目。もちろん太田の噛ませ犬っぷりにも健在(笑)。
なお3巻冒頭には、幕間的な物語「閑話休題(いんたーみっしょん)」を収録。都内の廃墟でレイバーの稼働テストを行う、第2小隊の面々。しかしそこでは不可思議な出来事が…?
2巻後半で登場以降、特車2課第2小隊の「要」となった熊耳巡査部長。その「意外な弱点」が明らかに。人間味あふれる彼女の素顔に注目。『機動警察パトレイバー』4巻に続く!
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