ザンジバル級サングレ・アスルを巡り、激戦を繰り広げるヴァースキVSジャコビアス。そこにジョニ子のヘビー・ガンダム、さらにレッドのゲルググが割って入る!
Ark Performanceさんの漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』9巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』8巻のレビューはこちら
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』9巻 主なあらすじ
- 宇宙ではキマイラ隊のザンジバルに、歴戦の勇士が集結。そこに派遣されてきたのはアナハイムのフークバルト主計局次長と、ミリィ・チルダー上級技師。フークバルトは拠点を要求するリーダー・ジーメンスに対し、「茨の園」を提示する。
- 一方、激戦が続くジャブロー。発射準備を進めるサングレ・アスルの居場所を嗅ぎつけたヴァースキ隊は、現場へ急行。食い止めるべくジャコビアスも後を追う。
- そこに登場するはジョニ子=イングリッド0のヘビー・ガンダム!サイコミュの反射速度に圧倒され、ジャコビアスのゲルググキャノンは行動不能に。
- 徐々にテミスを圧倒していく連邦軍。その前に立ちふさがる紅いゲルググ!搭乗するレッドにヴァースキは幻獣の、ジョニ子は「ジョニー・ライデン」の匂いを感じ取る。
- そして地上で激しい戦闘が行われる中、ジャブロー内部に潜入したユーマとリミア。サングレ・アスルに近づくが…?
9巻 レビュー
ついにジャブローに役者が揃う!ジャコビアス、ヴァースキ、ユーマ、そしてレッドとイングリッド0。ザンジバル級サングレ・アスルを巡り、戦いはより苛烈に。
戦闘シーンが特に多い『ジョニー・ライデンの帰還』9巻。前半で展開されるジャコビアスのゲルググキャノンVSヴァースキ隊のギャプラン×3は、スピーディかつ圧倒的な迫力で、漫画の戦闘シーンとは思えない!Ark Performanceさんならではの描写。
そして遂に真打ち登場!ジョニ子のヘビー・ガンダムVSレッドの高機動型ゲルググ改が封切られる!「ゲルググVSガンダム」というガンダムファンならば燃える展開だが、中身は共にジオン出身パイロット、そして「ガンダムが敵役」というのが面白い。
ちなみにジョニ子はレッドを「ジョニー・ライデン」と信じてはばからないが、その理由は「そういう因子を埋め込まれているから」。強化人間である彼女の言葉には信ぴょう性がある?
なお今巻では他にも「機動戦士ガンダムZZ」に登場したアナハイムのメカニック、ミリィ・チルダーが出演したり、デラーズ紛争の舞台となった「茨の園」の名前が出たり、ほかFSS所有のアーガマ級が登場したりと、非常に情報量が多い!
ますます混沌とする物語。そしてサングレ・アスルは誰の手に?『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』10巻へ続く!
【付録:9巻登場の主なMS・MA・その他兵器】
- ギャプラン
- ゲルググキャノン(ジャコビアス機)
- ジムⅡ
- ジム・クゥエル
- アッガイ
- 高機動型ゲルググ改(レッド機)
- ヘビー・ガンダム
- ズゴックE
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