アキラを狙う銃弾。それは魔神・ゴドーと契約したかつての上司レッド・アイが放ったものだった!彼の描く「死の物語」からアキラは抜け出せるのか…?
四方山貴史さんの漫画『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』8巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』7巻のレビューはこちら
『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』8巻 主なあらすじ
- 魔神・ゴドー=我ちゃんと契約したレッド・アイ。その後、地下遺跡の探索で死んだように見せかけ、闇社会で活動を続けていた。
- そして現在、彼が描いた「物語」通りに事態が進行。「私の『物語』から『キャラクター』は逃れることはできない」校舎外に出たアキラを狙撃する!
- その弾丸が命中する刹那、もう一つの弾丸がそれを弾き飛ばす!さらに頭部を撃ち抜かれるレッド・アイ。狙撃したのは、千景の霊装による索敵補助を受けた木場だった。
- しかし狙撃地点にアキラが到着すると、もぬけの殻。レッド・アイは取り逃がしたが、アキラと千景の絆が深まる結果に。
- その後、老龍と戦った東森は意識不明の重体に。さらに民間の死傷者が多数出たことにより、退魔師協会はアキラの退魔師資格を剥奪、駆除対象に指定する。
- 追われる身となったアキラ。あえて「共犯」となった千景と共に、鈴の手配したジェット機でバチカンへ逃亡!そこでアキラたちを出迎えたのは、いなせな伊達男にして凄腕のエクソシストだった…!
8巻 レビュー
7巻終盤から描かれる、レッド・アイは如何にして魔神ゴドーと手を組んだのか?から現在に繋がるまでの流れ。アキラが師匠と出会う「直前」の出来事、そしてアキラの眼前に迫る弾丸!というトリッキーな構成が面白い。
さらに驚きは、絶体絶命のピンチを救った人物が千景(と木場)であること。大学突入後に情報漏洩源と疑われ、アキラと袂を分かった彼女。
…が、それは実は敵を欺くためのフェイクで、スカッとする展開!ちなみに普段はお茶目なキャラクターである木場さん。狙撃シーンがめちゃくちゃカッコいい…。
殺し屋編はこれにて閉幕、そして新展開へ。退魔師協会の一員から一転、お尋ね者となった黒の射手・アキラ。真の相棒となった千景とともに、日本を離れローマ・バチカンへ。
そこで待っていたのは超・イケメンな凄腕エクソシスト。この男、何やらアキラとは訳ありで…?『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』9巻へ続く!
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