ハード&オカルトなアクション・ストーリー:漫画『終の退魔師』1巻レビュー

ハードでリアルなミリタリー・アクションと、ちょいグロなオカルト描写、そしてちょっとエッチなサービスシーンが詰め込まれた、奇跡のような退魔漫画がコレ。

四方山貴史さんの漫画『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』1巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。

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『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』1巻 主なあらすじ

終の退魔師 ―エンダーガイスター―<無修正ver.>(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
  • 南アフリカ共和国で、ゲリラ相手に大暴れしていた男。謎の文様を全身にまとう彼は、相手に触れるだけで一瞬で肉を削ぎ落としてしまう魔力を持っていた。
  • その暴走を止めたのは、ドレッドヘアーの小柄な女性。駆除されて宇宙に帰るか、部下になって退魔師(エクソシスト)になるか。男に選択を迫る。
  • そして10年が経ち、退魔師となった男=ミヒャエル。特殊部隊出身の身のこなしと、体から湧き出る魔煙(クワルム)で構造を理解したものを再構築する能力を使いこなし、通称「黒の射手」として活躍する。
  • ドイツでオーガを退治した彼は、退魔協会の指示で一路日本へ。現地リーダーである東森琴次郎のもと、「黒沢アキラ」として活動することに。
  • その任務は、3ヶ月前にとある市で発生した「闇の柱現象」の解明。発生以降、多くの退魔師が命を落としたその現象に、新しい相棒・淡縞千景とともに挑むが…?

1巻 レビュー

四方山貴史さんの前作『VS EVIL(バーサス・イビル)』と世界観を同一にする『終の退魔師(ついのたいまし) ―エンダーガイスター―』。一応続編にあたるが、『VS EVIL』を未読でも特に問題は無いと思われる。

本作を端的に表すならば、「オカルト・アクション」だろうか。心霊的なものを派手なアクションでぶっとばしていく、という物語。

が、それにリアルなミリタリー描写、そして登場人物の名前からも分かる通り、実在の映画のエッセンスを加えているのが、『終の退魔師』ならではの面白み。

エクソシストとして立ち向かうものは、オーガ・コボルト・魔女などの西洋風味から、心霊・妖怪・呪術的な何かまで何でも!あり。そんな邪悪なものに対して、特殊部隊出身のアキラが銃器や格闘術で立ち向かっていく様がカッコよすぎて痺れる!

また随所に映画のオマージュが仕込まれているのも、『終の退魔師』の面白さ。軽妙でオシャレ~な感じが他のアクション漫画には無い、独特の魅力(※映画に詳しくなくても全く問題は無い)。

そしてちょっとエロいのも、軽い刺激があっていい感じ。それらは直接的なセックス描写ではなく、軽いサービスシーンみたいなものなんだけど、何だかんだ言っていい目の保養(笑)。電子版タイトルに付く『<無修正ver.>』から察するように。

ハードなアクションと軽妙な会話、そしてちょいエロと、多方面な魅力を持つ漫画『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』。間違いなく面白い、注目の一作。『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』2巻へ続く!

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