セルポ星人・ドーバーデーモン・ネッシーが合体して最強モンスターに!不利な水中でオカルンたちはどう戦う…?
龍幸伸さんの漫画『ダンダダン』4巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
『ダンダダン』4巻 主なあらすじ
- セルポ星人+ドーバーデーモン+カミッシー(ネッシー)=セルポドーバーデーモンネッシーが爆誕!
- 口から何でも切り裂く強烈な水流を吐くモンスター。愛羅が接近戦を挑むが、ドーバーデーモンのパンチが炸裂!遠距離・中距離・近距離とも穴の無い敵に対し、為す術が無いオカルンたち…。
- しかしオカルンの「ある言葉」にヒントを得たモモ。モンスターの「弱点」を突き、両腕を粉砕。さらにオカルン=ターボババアの力でトドメを刺す!
- 気づくと異空間から脱出していた三人。だが裸のまま抱き合っていたモモとオカルンは、全校生徒の注目の的に…!
- ちょっと恥ずかしい思いをしながらも、一件落着。モモと愛羅の間にあったわだかまりも取り敢えず解決。
- モモの家で団らんムード(?)をかましていると、そこに来客が。現れたのは長身爽やかイケメンの「ジジ」。彼はモモの幼馴染にして初恋の人だった…!
- 「今日から一緒に暮らすんだ」という言葉に焦るモモと、さらに焦るオカルン。しかしジジは「ある深刻な悩み」を抱えていた…。
セルポ星人を撃退!
3巻終盤でネッシーと合体したセルポ星人たち。超強力なパワーと水中という得意フィールドでモモたちに襲いかかる!
が、モモの機転からモンスターを撃退!モモ・オカルン・愛羅、三人それぞれの特徴を活かし、協力して撃破する、という戦い方が面白い。「仲間感」があって、これぞジャンプ漫画(笑)。
そして異空間から抜けて学校に戻ってきた三人。そこでモモとオカルンが抱き合っている姿が描かれるのだが、これは、その、アレにしか見えないよね…w。これが許されるのはジャンプラならでは。
兎にも角にも「仲間」となった三人。その会話の中で語られる「宇宙人と妖怪」の関係性が興味深いところ。
オカルンの仮説は「宇宙人は地球を侵略したいが、妖怪や悪魔が地球を守っているから出来ない」というもの。そのことがオカルンや愛羅の「妖怪化」とも何か関係が…?
まだ確定では無いけれど、今後の物語の方向性が見えた…ような気が。
新キャラ・ジジの抱える悩みは…
『ダンダダン』4巻後半では、新キャラ・ジジ(円城寺仁=ジジ)が登場。モモの初恋の相手である彼、高身長のイケメンというだけでなく、性格も良い!
と、当然ジジのことが気になるのはモモ…ではなく、オカルン。せっかくモモと仲良くなったのに、その関係が危うくなるかもしれない…
でもそんなことを考えてしまう自分がイヤ!まずは自分を高めろ!となるのが、オカルンの良いところ。こういう「キャラクターの素直さ」が随所に描かれるのが、『ダンダダン』ならでは。
しかしそのジジ、モモの家にただ遊びに来たわけではない。霊媒師である星子を訪ねてきたからには、「そっち方面」の悩みが。
引っ越先の家で気づく違和感、そしてあからさまに眼に入る「異形」の姿…。これが非常に不気味なものなのだが、その目的は果たして…?『ダンダダン』5巻に続く!
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