魔人同士が戦う新たなステージへ!:漫画『終の退魔師』10巻レビュー

マフィアの闇オークションを壊滅させたアキラたち。そして物語は新たなステージへ!

四方山貴史さんの漫画『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』10巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。

前巻『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』9巻のレビューはこちら

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最強のパラディン

船上の闇オークション壊滅作戦もほぼ完了…したところに現れた謎の男。ユーリの部下を拷問して殺したソイツに、怒りの銃弾がぶち込まれる!

…が、頭が裂けてもT-1000(※ターミネーター)っぽく復活、なぜか死なない男。そこに「バチカン最強のパラディン」であるユーリの鉄拳が炸裂!

有史以来、最も「加護(ベネフィキウム)」の力を引き出せるユーリ。そのスピード感あふれるアクションがたまらなくカッコいい!

でも、行動にちょっと「含み」が感じられるのは気のせい…?

『VS EVIL』からあの二人が…!

そして『終の退魔師』10巻では、劇中についに「あの二人」の姿が…!

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それは『終の退魔師』の前作である『VS EVIL』の主人公・あさひと怨。「闇の柱」現象の出現とともに、行方不明となっていた二人。これまでにも鈴の回想などには登場していましたが、その生存が確認されたのは初めて。

10巻にしてようやく…という感じで感無量なのだが、二人がいる場所は魔物が跋扈する異世界(?)のよう。今回は顔見せ程度の出演だが、これから本格的にストーリーに絡むのか、要注目。

なお『VS EVIL』を未読で『終の退魔師』を読んでいる方も多いと思うが、そろそろ『VS EVIL』の方もチェックしておくと、より深く物語を楽しめるのでは。

魔人同士のバトル!

そして後半からは新展開。レッドアイ(+我ちゃん)と「謎の魔人」との戦いを皮切りに、「魔人同士のバトル」が開幕!

バチカンの情報で、アキラ以外にも複数の魔人の存在が判明。自分の体をもとに戻したいアキラは、その「魔人の調査及び駆除」という依頼を引き受けるが…?かくしてバチカンを出国するアキラ。次なるバトルは次巻以降。

一方で魔人「ヴェスパ」と死闘を繰り広げるレッドアイ。「最弱にして最強」な能力、そして戦い方の一端が明らかになるのだが、いやー、キャラクターが相変わらず面白い。クセが強すぎてちょっと好きになってきたw。

ところで今巻のカバー絵はキャッスルブラザーズなんだけど、本編に登場しないってどーなのよ!(笑)『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』11巻へ続く!

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