日本に入国した凄腕の殺し屋たち。狙いは「黒の射手」アキラ!休む間もなく襲いかかる奴らに対し、退魔師はどのように立ち向かうのか…?
四方山貴史さんの漫画『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』5巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』4巻のレビューはこちら
『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』5巻 主なあらすじ
- 「闇の柱」現象に関連して「大学」へ調査へ向かうアキラ・千景たち。車で移動する彼らの前に、「最強の殺し屋デッキ」の一員・キャッスル兄弟が立ちふさがる!
- もともとは特A級の退魔師であった彼らは、弟が任務中に魔物に取り憑かれたことから退魔協会に追われる身となり、殺し屋に転身した、「無敵」の兄弟。
- 霊力を奪い取る兄と、ワーウルフに変態する弟。コンビネーションと耐久力で襲いかかる彼らに対し、アキラ・千景も連携して応戦する!
- 一方、部下の仁とともに情報分析を続ける鈴。そこに最強デッキの一人、ザ・フェイスが現れる。正体不明の能力を使う、仮面の男。その変態的な執着に、鈴は苦戦…?
5巻 レビュー
いよいよ激化してきた殺し屋編。アキラ・千景コンビが会敵したのは、元・退魔師という変わり種の殺し屋・キャッスル兄弟。
それぞれが高い戦闘力を持ち、かつ恐ろしいほどの耐久力を持つ彼ら。しかしその猛攻に勝るとも劣らない力を発揮するアキラたち。迫力のアクション・バトルを展開!
特に独自に開発した「霊装」を使いこなす、退魔師・千景が繰り広げるバトルが面白い。以前に見せた、相手の攻撃力をそのまま跳ね返す「キックバック」を「キックバックβ」として進化。ムッキムキのワーウルフの攻撃に対等に渡り合う。「10発食らわせても効かないなら、10万発食らわせて倒す!!」
一方、鈴たちに襲いかかるのは、顔の半分を不気味な仮面で覆った殺し屋「ザ・フェイス」。変態的で残酷な殺しをするイカれた野郎に、けん玉・コマなど日本古来の玩具を霊装として立ち向かう鈴。
東森をして「絶対に敵に回したくはない相手」と評される除霊師・月神鈴。その無類の強さがクソ野郎相手に発揮される!ちょっとセクシーなシーンにも注目(笑)。『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』6巻へ続く!
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