最強の拳法使い・老龍。若かりし頃、彼に惨敗した東森は、時を経て再び彼に挑む。「最強」の名を賭けて!
四方山貴史さんの漫画『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』7巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』6巻のレビューはこちら
『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』7巻 主なあらすじ
- はるか昔、中国・少龍寺で修行をしていた退魔師協会の東森。その時に老龍と出会い戦うが、傷ひとつ付けることが出来ずに敗れる…。
- そして今、再び老龍の前に立ち、雪辱のために練り上げてきた「東森流 対人用封印格闘術」を見せる!
- ひとつの武術を極める「質」よりも、より多くの武術を武術を学ぶ「量」を優先し、鍛えてきた東森。拳法・ボクシング・ムエタイ・カポエイラほか、多彩な格闘技のワザを繰り出し老龍を圧倒。
- しかし老龍の反撃がクリーンヒット!走馬灯を見る東森は、このまま敗れてしまうのか…?
- 一方、東森に雇われた殺し屋・鵺は、ヴェスパと対峙。「人間使い」と呼ばれるヴェスパの攻撃を受け、その奴隷となってしまう…?
- さらに左腕を失うも、校内から脱出したアキラ。あえて敵の誘いに乗り、狙撃を受ける。その銃弾を発射したのは、かつての上司レッド・アイだった!
7巻 レビュー
最強の殺し屋たちとの戦いにも、クライマックスが近づく『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』7巻。前半のメインとなるのは、東森VS老龍の拳法バトル!
拳法、と言っても随所に霊力を練り込んだ双方の攻撃。ダメージを与えるだけではなく、細かな伏線を張り巡らせて行われるその戦い。先の読めない展開に手に汗握る!
後半では、アキラを狙って遂に姿を表した殺し屋レッド・アイが登場…からの回想編へ。
遡ること30年以上前。とある「遺跡」を探索するレッド・アイは、老龍の協力を得て、その身に魔神(アキラに取り憑いているようなヤツ)を取り込もうとする。
そして現れた魔神は…「我ちゃん」!(※自分でこう名乗ってる)
何ともコミカルで少し不憫な我ちゃん。そのひとり語りで話が進んでいくのだが、あれ、今読んでる漫画、『終の退魔師』だよな?と思わず確認してしまう(笑)。
さて、偉大なる存在である我ちゃん。その運命や如何に!『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』8巻へ続く!
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