ジャブローで相まみえる、レッドのゲルググとイングリッド0のヘビー・ガンダム!その時2機は、謎の光に包まれて…。
Ark Performanceさんの漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』10巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』9巻のレビューはこちら
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』10巻 主なあらすじ
- ザンジバル級「サングレ・アスル」を使ってミナレットに行こう!とレッドに持ちかけるジョニ子=イングリッド0。彼女のヘビー・ガンダムがレッドのゲルググに取り付いた時、バイオセンサーが発動!2機は謎の光に包まれる…!
- その瞬間、レッドの頭の中に「一年戦争末期のジョニー・ライデンの記憶」が流れ込む!しかし「オレはレッド・ウェイラインだ…」と頭を抱えるレッド。彼は果たしてジョニー・ライデンなのか…?
- 一方、ジャブロー内部に潜入し、発射準備を進めるサングレ・アスルに乗り込んだリミア。その存在に「これって相当マズイ物なんでしょ?」と危機感を募らせ、独自に動き出す。
- その動きを支援すべく、FSSのアイシュワリヤはジオンの潜水艦部隊に協力を要請。「ジョニー・ライデン」の名のもと、”最後の作戦”を展開する。
- そしてリミアをザンジバルまで届けたユーマのアッガイは、ジャブロー内部を脱出。そこでゲルググとヘビー・ガンダムを包む「光」を目撃。「ジョニー・ライデン」のもとへと駆け出すが…。
- そしてオクスナーの意を汲み、発射間際のサングレ・アスル。アイシュワリヤからの連絡で、それにリミアが乗っていることを知ったレッドは、意外な行動を…?
10巻 レビュー
ジャブローでのサングレ・アスル争奪戦も、クライマックス間近。
そこで接触したレッドのゲルググとジョニ子のヘビー・ガンダムは、ヴァースキ=ヤザンが「あれは…グリプスで見たZの光だ」と評するバイオセンサーの光に包まれる…!こういう小道具を随所に仕込んでいるのが、『ジョニー・ライデンの帰還』の面白さ。
そしてサングレ・アスルの発射に伴い、各方面の動きも激化。そこでジオン潜水艦隊の動きに連動して、水中用MSの解説が入るのだが、これがなかなか読ませる内容。
一年戦争時のジオン地球侵攻に際して、ジオンは水中戦用MSの開発に力を入れたわけだが、それは水中だけでなく上陸後の地上戦まで可能なスペックが要求されたとか、一方の連邦軍はそれに付き合わず、逆に水陸両用MSの開発を中止した、とか。
もちろんこれはアニメ『機動戦士ガンダム』で描かれたことの「あとづけ」なわけだが、それっぽくて非常に面白い。
話を戻してサングレ・アスル周辺。レッド・イングリッド0のもとへユーマ・ジャコビアスら元キマイラ、そして野獣・ヴァースキが集結。それぞれが思惑を抱えたまま、迫る発射の時…!
果たしてレッドは、一人サングレ・アスルに乗り込んだリミアを救えるのか…?『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』11巻へ続く!
【付録:10巻登場の主なMS・MA・その他兵器】
- 高機動型ゲルググ改(レッド機)
- ヘビー・ガンダム
- 水中試験型MS(特殊戦機)
- ラムズゴック
- アッガイ
- ジム・クゥエル
- ギャプラン
- ハイ・ゴッグ
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