レッドらの奮闘むなしく、リミアを乗せて宇宙へと向かったサングレ・アスル。その動向を注視するのは…シャア・アズナブル!
Ark Performanceさんの漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』11巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』10巻のレビューはこちら
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』11巻 主なあらすじ
- テミス・連邦・FSSが三つ巴の戦いを繰り広げる中、ついに打ち上げられるザンジバル級サングレ・アスル。その中には一人、リミアが…。
- ヴァースキと共同戦線を張りながらも、リミアのもとへ辿り着くことができなかったレッド。空に消えていくサングレ・アスルを見上げながら、己の無力感を噛みしめる…。
- その頃、地球で観測された「謎の光」をキャッチしたネオ・ジオン。その報告を受けるのは…シャア・アズナブル!さらにサングレ・アスルの航跡を発見したムサイのホルストは、どう動く…?。
- 一方、「ジョニー・ライデン」の撤退を支援するべく動く、旧ジオンの潜水艦隊。特殊戦機を繰り出し、テミスの水中MS部隊と交戦へ。
- その現場にかけつける、フーバー率いるFSSのアーガマ級巡洋艦・ニカーヤ!乗り合わせたキマイラのエメとクリストバルは、ドム・マーメイドで旧ジオン潜水艦隊を支援。海中と洋上の激闘が繰り広げられる。
- そしてジャブローで始まる、各陣営の撤収。その中でジャコビアスは、サングレ・アスルの軌道が変更されていることに気づく。その行き先を知っているのは、FSSのアイシュワリヤだけ…!
11巻 レビュー
ついに『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』にシャア・アズナブル登場!
今巻ではまだ顔見せ程度だが、グリプス戦役後に行方不明になった彼が、如何にして『逆襲のシャア』で表舞台に復活したか?までのミッシング・ピースが描かれていくであろう。
本筋では、サングレ・アスルを巡る連邦・テミス・FSSの戦いはひとまず集結。そこでレッドらの撤退を支援するべく動く、ジオン潜水艦隊VSテミスの水中戦が大きな見どころ。
ザクをベースにした特殊戦機と、ズゴックの改良型であるラムズゴック。多彩な水中用MSを生み出したジオンの系譜が、UC0090年代でも戦力として稼働している、という事実が興味深い。
そしてその戦いに割って入るのは、幻獣キマイラ!エメとクリストバルが搭乗するのは、MSV-R企画から生まれた「ドム・マーメイド」。
水上走行用のドム、という触れ込みの機体だが、その見た目からして何ともインパクトの強い機体(笑)。こういうマニアックな機体が活躍するのが、本作の面白みなんだよね。
さてしかし、打ち上げられたサングレ・アスルはいずこへ?それを知っているのはFSSの褐色メガネちゃん・アイシュワリヤのみ!『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』12巻へ続く!
【付録:11巻登場の主なMS・MA・その他兵器】
- ジム・クゥエル
- ドム・マーメイド
- 高機動型ゲルググ改(レッド機)
- ヘビー・ガンダム
- アッガイ
- ギャプラン
- Gファイター
- ズゴックE
- ハイ・ゴッグ
- ラムズゴック
- 特殊戦機
- ゴック
- ジム・インターセプトカスタム
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