ザンジバル級サングレ・アスルとそれに乗艦するリミアを乗って、宇宙へと飛び立つFSSのアーガマ級ニカーヤ。待ち受けるのは連邦ヴァースキ隊とシャア率いるネオ・ジオン!
Ark Performanceさんの漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』13巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』12巻のレビューはこちら
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』13巻 主なあらすじ
- 宇宙へ上がる準備をするFSSの面々。そこに合流したのはジャコビアス・ノード!ユーマ、エメ、クリストバルに加え、新たなキマイラが仲間となる。
- そしてジャコビアスは、ユーマと共にレッドの下につくことに。その様子を見てエメは「ジャコビアスがそう簡単に人の下につくわけがないでしょ」「そう言う事よ」とレッド=ジョニー・ライデンである事を確認…?
- その頃宇宙では、サングレ・アスルに絡んでキマイラとネオ・ジオンが交戦。エンドラ級ミランドラから発進したバウを、キマイラのゲルググ部隊が迎え撃つ!
- しかしエースパイロット達の集合体であるキマイラは、ネオ・ジオン艦隊を難なく撃退。その後、大破した艦船に突き立てられたキマイラのシールドを見て、キシリアが作り上げた「カウンター・ニュータイプ部隊」を意識するシャア。
- ダカールから打ち上げられたアーガマ級ニカーヤでは、サングレ・アスルに関する作戦会議が。ザンジバルの進路を独自の判断で変更したアイシュワリヤは、目的地をコンペイトウに設定していた。そこをリミアが漂流している…?
- 演習名目でコンペイトウへ向かうFSS。その動きをキャッチした連邦軍ペガサス級ブランリヴァル、ザンジバル級キマイラは、行動を開始。そしてネオ・ジオンも…?
13巻 レビュー
舞台は地球から宇宙へ!FSS・連邦・キマイラ、そしてネオ・ジオンの各勢力が勢揃い。今巻は戦闘シーン少なめだが、唯一描かれるキマイラVSネオ・ジオンの戦いが大迫力!
キマイラの高機動型ゲルググ部隊に対しネオ・ジオン艦隊から出撃したのは、バウ&アクト・ザク。このチョイスが渋い…!
特に『機動戦士ガンダムZZ』に登場したバウが、UC0090年代においてもネオ・ジオンに継続して使われている、というのが興味深いところ。しかし圧倒的な強さを誇る、キマイラのエースパイロットたちに翻弄され、結果は惨憺たるもの…?
そして『ジョニー・ライデンの帰還』13巻では、作者・Ark Performanceさんが関わった『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』のキャラクター、アルレットが登場!
一方、連邦のペガサス級ブランリヴァル艦内にも、同じく作者の別作品である『ギレン暗殺計画』からフィーリウス・ストリームの姿が…!
前巻までに登場したブランリヴァル艦長、ホルスト、ミリィ・チルダーなども含め、バラエティ豊かなキャラクターが勢揃い。決戦に向けて「徐々に盛り上がっていく感」がたまらない!『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』14巻へ続く!
【付録:13巻登場の主なMS・MA・その他兵器】
- 高機動型ゲルググ改(キマイラ)
- バウ
- アクト・ザク
- ヘビー・ガンダム
- ジム・ナイトシーカー
- ジムⅡ
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