宇宙へ集結した各勢力。サングレ・アスルを追い、それぞれ行動を開始していく。新しい機体が多数登場する中、目を引くのはやはり「赤いディジェ」!パイロットはもちろん…
Ark Performanceさんの漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』14巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』13巻のレビューはこちら
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』14巻 主なあらすじ
- リミアが乗る青いザンジバル「サングレ・アスル」を追い、宇宙へと上がったFSS。建前上、コンペイトウ宙域で「演習」を開始。
- レッドの高機動型ゲルググ、ユーマのギャン・エーオース、ジャコビアスのゲルググ・キャノンなどが、アーガマ級ニカーヤから続々発進!FSSのジムⅡ相手に練度を上げていく。
- そこに撃ち込まれるリアルのビーム!その正体はヴァースキのジム・ナイトシーカー(複合機)。ユーマのギャンとかつての再戦、「幻獣VS野獣」が開始される。
- さらにレッドのゲルググに迫る、イングリッド0のヘビーガンダム。オクスナーVSゴップの代理戦争とも言うべき戦いが、各所で展開!
- その戦闘光を発見した、ザンジバル内のリミア。FSSの艦艇が近くにいることを知り、何とかコンタクトを取ろうとする。
- しかしその動きを見つけたのはリミアだけでは無かった。ネオ・ジオンの総帥・シャアもまた、行動を開始する…!
新たなMSが宇宙で活躍!
宇宙へ上がったFSSがまず行ったのは、MSによる「演習」。そこでユーマ、ジャコビアスら「キマイラ」のエース・パイロットたちが模擬戦闘をする、というのはなかなか燃えるシチュエーション。
特にユーマの搭乗する「ギャン・エーオース」はMSV-R企画の機体ということで、『ジョニー・ライデンの帰還』らしさがあふれていてとても良い(笑)。
また彼らの演習を記録する、という名目で登場するのが、エメのアイザック。『機動戦士ガンダムZZ』で初登場したアイザックだが、以後いろんなシチュエーションで姿を現すことに。名脇役として印象深い機体。
と、そこに割って入るのがヴァースキ!ジェガンのパーツを使ってアップデートされたジム・ナイトシーカーに、『逆襲のシャア』までの流れを感じる。
ちなみに戦闘には参加しないが、フィーリウス(『ギレン暗殺計画』の登場人物)のガルバルディβも登場。
切り開かれる戦端。シャアの動きは…?
そしてカバー絵でアルレット、ダントンと共に描かれた「赤いディジェ」も参戦。パイロットはもちろんシャア・アズナブル!
シャアはグリプス戦役で行方不明になって以後、公式には『逆襲のシャア』で再登場するわけだが、サイド・ストーリーである本作において搭乗するのがディジェ、というのは色んな意味で渋いチョイス。
パッと見は普通のディジェだが、両腕にシュツルム・ファウストを装備したシールド、背面にシュツルム・ディアスのバインダーを配備したカスタム機。その実力は…?『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』15巻へ続く!
【付録:14巻登場の主なMS・MA・その他兵器】
- ギャン・エーオース
- ゲルググ・キャノン(ジャコビアス機)
- 高機動型ゲルググ(レッド機)
- アイザック
- ジムⅡ
- ジム・ナイトシーカー
- ジム・インターセプトカスタム
- ヘビーガンダム
- ガルバルディβ
- ジムⅢ
- ディジェ(シャア専用)
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