ジャブローの宇宙船ドックに眠る「青いザンジバル」。それを目指してヴァースキ、ユーマ、そしてレッドが集結。新たな戦いへー。
Ark Performanceさんの漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』7巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』6巻のレビューはこちら
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』7巻 主なあらすじ
- 公園を闊歩する馬車の中で行われる、連邦議長ゴップとヴァースキ=ヤザンとの対談。ゴップはヴァースキに、養女である強化人間・イングリッド0の警護を依頼する。
- その会話の中で明らかになるゴップの狙い。それは「来たるべき宇宙世紀以後の人類の存続を確定させる」こと。さらなる大戦は人類の危機であり、その芽をつむために「ミナレット」の破壊を目指すー。
- その鍵がジャブローにあると睨んだヴァースキ。ギャプランで上空から挑発行為を繰り返し、「尻尾」をあぶり出そうとするが…?
- 一方、レッドはユーマ・ライトニングをあえて逃がし、彼を追う体でジョニ子の言葉にあったジャブローを目指す。
- 旧ジオンのユーコン級潜水艦に乗り組んだレッド・リミアら。そこでユーマは「ジョニー」のために用意した最高の機体、紅いゲルググを披露する!
7巻 レビュー
冒頭で描かれる、連邦議長ゴップとヴァースキ=ヤザン・ゲーブルの会談。時代は違えど宇宙世紀ガンダムのキーパーソンが『ジョニー・ライデンの帰還』という別作品で共演する。サイド・ストーリーならではの面白さ。
そこで明かされるゴップの狙い。とともに彼が語る、「宇宙世紀観」は非常に興味深いもの。「一年戦争の真の勝者はスペースノイド」なんて連邦の高官が語るのが堪らない。
そして新たな戦いの舞台は南米ジャブロー!そこではテミスのジャコビアスがザンジバルを管理しているわけだが、連邦・FSSら各種勢力が集結することに。ここで各陣営が用いるMSが、これまでに無い豪華さ。
レッドが搭乗するのは、紅い高機動型ゲルググ。本作ではレッド=ジョニー・ライデンかどうか、というのは依然不明なのだが、これは実質ジョニー・ライデン専用ゲルググ、と言っていいだろう!
他方、連邦のヴァースキが搭乗するのは懐かしのギャプラン!ヤザンと言えばギャプランよな!しかも今回は部下2名の機体もギャプラン。ギャプラン編隊の活躍が機体される。
さらに注目はジョニ子の機体。なんとヘビー・ガンダム!しかもバイオ・センサー付き!
本作は「ガンダム」の名を冠する物語ながら、実は回想シーン以外でガンダム・タイプが登場するの初。元・ジオンの強化人間であるジョニ子がそのパイロット、というのも興味深い。
これら強力な機体がジャブローで一堂に会するわけだが、激烈な戦いが繰り広げられるのは想像に難くない。『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』8巻へ続く!
【付録:7巻登場の主なMS・MA・その他兵器】
- ギャプラン
- ヘビー・ガンダム
- 高機動型ゲルググ改(ジョニー機)
- アッガイ
- ハイ・ゴッグ
- ズゴックE
- ジム・クゥエル
- Gアーマー
- ラム・ズゴック
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