自分を裏切った人間たちへの「反撃」を開始した建男。その切り札は…ニュージャンボマックス!強力過ぎるED錠が、人々の欲望をかき乱していく…。
高橋ツトムさんの漫画『JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~』4巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
前巻『JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~』3巻のレビューはこちら
『JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~』4巻 主なあらすじ
- ジャンボマックスを愛用していた末兼のもとに落ち着いた建男は、気分転換に向かったサウナでマッサージ師・峯村佳代と出会う。
- ふくよかな彼女の温かい手で身も心もほぐされ、すっかり常連に。食事にも出かける仲となり、その人柄に惹かれていく。
- そして反撃に出る建男。まずはジャンボマックスの売人である須磨岡の娘と接触。「もう一度お父さんと仕事がしたい」と、ニュージャンボマックスの試作品を渡す建男。が、それは須磨岡を釣るための「強力なエサ」だった…!
- そのニュージャンボマックスを、金持ちの老人に高値で売りつける須磨岡の娘。その場で服用した老人は、あまりの効き目に興奮、アソコを立てたまま息絶える。
- その娘に連絡を取ってきた、ジャンボマックスの元締め・福地。その効果を知り、目を輝かせる…。
- 一方、福地に監禁され、兵庫でジャンボマックスを作らされる須磨岡・鹿子たち。福地からニュージャンボマックスの効き目、そしてそれを作ったのが建男であることを聞かされ、驚きを隠せない。
- 「新しいジャンボマックスを超える薬を作れ」と福地に要求される鹿子たち。それを逆手に脱出の足がかりを得ようとするが…。
- さらに須磨岡の娘を足がかりに、一度は裏切られた福地に接触する建男。「もう一度チャンスをいただけませんか?」と下手に出て、須磨岡たちより上の立場でニュージャンボマックスの製造に関わることを約束する。
- そしてジャンボマックス事件を捜査する刑事・大佛らも、断片的な情報から製造元が関西にあることを掴み、動き始めるー。
心の拠り所となる女性が…?
3巻で自分を裏切った人間たちに対し、復讐を誓った建男。末兼という協力者を得て、活動開始!
…の前に、新キャラクター・峯村佳代が登場。
ジャンボマックスとは全く関係が無い彼女。末兼と訪れたサウナで偶然出会ったのだが、人を包み込むような温かみに建男は惹かれていく…。
彼女の登場はちょっと唐突な感じもするのだが、これからハードなやり合いで疲弊していくあろう建男の「還る場所」となるのだろうな、と予想。
反撃を開始する建男!
そして超強力なニュージャンボマックスを携えて、兎にも角にも反撃の狼煙をあげた建男。手始めに「まさか」の行動。福地に接触し、その下でジャンボマックスを作りたい、と交渉。
え、それは無いやろ~と思いきや、建男には目論見があるようで。以前とは異なる「眼」に、力強い意思を感じる。
が、その相手となる福地も「人の好さそうな仮面」をかなぐり捨て、裏社会の雰囲気を隠そうともせずプンプン漂わせる!果たして勝つのはどちらだ…?
また比例するかのように警察の動きも活発化、西で役者が揃うことに。果たして建男の作戦や如何にー?『JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~』5巻へ続く!
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