2体の小型怪獣がマンション上層へ迫る!自衛隊と米軍特殊部隊の合同チームは怪獣を撃退し、住民たちを救うことが出来るのか…?
井上淳哉さんの漫画『怪獣自衛隊』9巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
毒ガス用兵器が登場!
マンション上階へ上がってきた小型怪獣に銃弾を叩き込み、50m下へ叩き落とすした自衛隊Taps+米軍特殊部隊。さらに追い打ちをかけ、ようやく絶命させることに成功!
だが、死の間際に毒ガスを噴出する怪獣に、まだ油断ができない。そこで怪獣の毒ガス用に開発された「G-TENT」が初登場。
これが地味な見た目(笑)ながら、なかなか効果的なもの。かつて殉職者も出した毒ガスを、無事に封じ込めることができるのか…?
人命救助はかなうのか…?
1体目の怪獣を倒したのも束の間、しかし2体目の怪獣が上層部へ接近!屋上には救助を待つ住民、そして30階には怪我を負った鳥嶋警部補が…。
果たして対怪獣部隊は怪獣の驚異を退け、無事に全員を助け出すことができるのか…?というわけで、マンションでの小型怪獣戦もいよいよクライマックス。
単に怪獣を撃退すれば良い、という局面では無く、倒したあとに毒ガスが出る、というのが緊迫感を演出。手に汗握るドラマへと繋がっていく。
タワマン編クライマックス!
そしてその中で活躍を見せていくのは…もちろん主人公の”このえ”!
私服のままパワードスーツ「エグゾスケルトン」を装着した彼女。鳥嶋を助けるため、自ら危険の中に飛び込んでいくその姿に、そして勇気ある行動に、気づくと手に汗が…。
凶悪な怪獣、毒ガスの恐怖、人命救助と、多様な要素が絡み合い、ついに迎えるタワマン編のクライマックス。ドキドキが止まらない展開で満足の面白さ。しかし長かったね(笑)。
そして次巻予告では「物語は新たな領域へ」との告知が。今度は巨大怪獣が…来る?『怪獣自衛隊』10巻へ続く!
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