とある集落にたどりついたハガたち。そこでは異常に強化された村人が、他の村人の脅威となっていて…?
左藤真通さんの漫画『この世界は不完全すぎる』4巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
『この世界は不完全すぎる』4巻 主なあらすじ
- デバッガー・ヤマナカに強化され、巨人を倒す力を手に入れたNPC・ゲーデル。しかし力が強すぎるあまり、村人たちの新たな脅威となっていた。
- ゲーデルを倒す!と意気込む村人たち。平和的に解決しようと提案するハガだが、新たな仲間・アキラはあっさり「ゲーデルを殺せばいい」
- しかし結局ゲーデルは村人たちを殺戮。逃げ込んだ洞窟にいたのは、デバッガー・ヤマナカその人だった!が、どうやら様子がおかしい…?
- テクスチャ―が仮状態になっている洞窟の中で、デバッグストーンを持ったまま微動だにしないヤマナカ。実は何気にフリーカメラモードにしてしまったため、自分の肉体に戻れなくなっていた…。
- 結局ヤマナカを頼ることはできず、ハガとアキラ、二人がかりでも暴れるゲーデルを止められず。業を煮やしたアキラは最終手段を…?
- さらに戦いの中で傷ついたニコラ=テスラの身にも異変が…。
ゲーム内の複雑な人間関係
異常に強化された村人・ゲーデル。その原因を作ったのはやはりデバッガーだった!という顛末。
だが暴れるゲーデルを放置していた原因が、いかにもオンラインゲームっぽい理由で妙に面白い。
そして一応の決着を見た対ゲーデル戦だが、その「方法」がパーティ内に軋轢を生んでしまう。
そこにハガとアキラ、それぞれのゲーム観・デバッグに対する姿勢などが反映されていて、一筋縄ではいかない人間関係の複雑さが。
ニコラに異変が…?
さらに戦いの中で気を失ったニコラは、その状態から回復せず…。彼女の治療のために、ハガたちは都市を目指すことに。
その目的地であるサイ公国の公都マズゥナは、アキラゆかりの地。そしてニコラにも関係のある人物が…?これが予想外の展開でビックリ。『この世界は不完全すぎる』5巻に続く!
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