敵キャラ・児島が親切!(笑)「大江戸寿司番付」開幕へ:漫画『寿エンパイア』6巻レビュー

「たつくら」での「すしくらべ」に勝利した湧吾。仲間たちとともに、自然を活かした新しい寿司店の準備を開始!そしてその成功にのため、湧吾は「大江戸寿司番付」への出場を決めるー。

せきやてつじさんの漫画『寿エンパイア』6巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。

前巻『寿エンパイア』5巻のレビューはこちら

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『寿エンパイア』6巻 主なあらすじ

寿エンパイア(6) (裏少年サンデーコミックス)
  • 山奥の弁当工場「たつくら」での新規寿司店オープンが許可され、希望に燃える湧吾たち。ただし援助は期待できず、全て自分たちで作り上げるしかない!
  • オープン準備に勤しむ中、突如視察に訪れた女将と華山金沢店長・児島。児島は湧吾を見るなり、「放火犯の息子」と罵る。
  • さらに「たつくら」をゴミタメと言いたい放題の児島に、寿司勝負を挑む湧吾。自慢の川魚で寿司を握るが、それを食べた児島は一言「マッズ!!」
  • そして児島の握った「ヤマメの柿の葉寿司」を食べた湧吾。その美味さに、「俺の寿司はただ米に魚を合わせただけ」と完敗を認める。
  • しかし「たつくら」を盛り上げるには、「大江戸寿司番付」で目立つしかない!「北陸の握り神」と呼ばれ、華山泰臣から「落雷」を伝授されたこともある店長・宇佐美と共に、湧吾は猛特訓を開始!
  • そして迎えた「大江戸寿司番付」予選。全国から集まった243名の寿司職人の中から、No.1の寿司職人を決める大会。まずは3日間の予選を勝ち抜き、決勝を目指す!

寿司職人・児島が熱い!

女将の策略で「たつくら」に流された湧吾たちだったが、新しい道を歩み始める!…とそこへやってきたのは、金沢店の店長・児島。この男がいろいろな意味で「曲者」。

湧吾や仲間たちを口汚く罵ったかと思えば、丁寧に寿司指導しちゃったりして、あれ、実はいいヤツなんじゃ…?(笑)

いや、やっぱりイヤなヤツなんだけど、イヤなだけじゃなく、寿司職人として確かな腕を持つ人間であるのが『寿エンパイア』ならでは。ちなみにこの児島、実は1巻から登場していたり。なかなか抜け目ない。

新たな寿司バトル「大江戸寿司番付」!

その児島にキレイにヘコまされた湧吾は、「北陸の握り神」宇佐美に鍛えられ、いざ「大江戸寿司番付」へ!「北陸の握り神」がなぜ僻地に?というのは置いといて(笑)。

というわけで再び寿司バトルが展開されることに。対戦相手となる職人のバックグラウンド、そして彼らが握る寿司が、丁寧かつ魅力的に描かれていくのが、『寿エンパイア』の面白み。

その中でも注目が、今巻から登場する九州の女性寿司職人・襟沢麻央里。エキセントリックな美女で、職人としても確かな腕を持つ彼女。どうやら湧吾が気に入ったようで…?『寿エンパイア』7巻へ続く!

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