ギャングとの戦い、そして物語に決着が…!:漫画『三日月のドラゴン』7巻レビュー

哲の仇を討つために、ギャングのボス・クラウン兄弟に殴り込みをかける純太・ボンス、そして龍之介!まずは弟・マーボーと対峙するが…?

長尾謙一郎さんの漫画『三日月のドラゴン』7巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。

前巻『三日月のドラゴン』6巻のレビューはこちら

三日月のドラゴン(7) (ビッグコミックス)

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ギャングのアジトへ殴り込み!

全身タトゥーの不気味なギャング・マーボー。そのアジト「グラウンド・ゼロ」に乗り込んだ3人は、いきなりマーボー本人とバトル!

哲を殺した相手に、怒りを隠せないボンス。しかしひらひらと妖しげに動く「左手」に翻弄され、決定打を与えることができない…。

そこに割って入る龍之介!「あなたを絶対に許さない!」

強敵に苦戦するも、空手の新たな境地に目覚めていく龍之介。その姿に思わず力が入る…!

最終ボスとの決戦

そしてマーボーたちを倒した3人は、クラウン兄弟の兄にして横須賀の「闇の帝王」キングGの待つ島へ…!

浜辺で待つキングGと、まずは純太・ボンスが勝負!しかしすでに傷を負っている彼らは、容赦の無い強さに打ちのめされていく…。

その傷つく二人を見て、果敢にも勝負を挑む龍之介。一太刀浴びせるも、本気を出したキングGの「空手の弱点」攻めに苦戦!

雨の降る浜辺に倒れた龍之介、その脳裏には不思議な光景が…?

全7巻完結!

…という感じで最終決戦が描かれる『三日月のドラゴン』6~7巻。ギャングのボスたちとの戦いを持って、全7巻完結!

「真面目な少年が空手と出会い、悪に立ち向かって成長していく」という、熱血青春空手ストーリーを楽しませてくれた。

ただ最後の2巻はちょっと駆け足で、その前の5巻と比べると粗さがあったのも、否めないところ。

特にJとの戦いで見られた、「大事なものを守るために強くなり、敵を倒していく」という、龍之介の戦いの基本姿勢のようなものが、6~7巻ではボケてしまったのが残念。

ところで最後の展開は違和感というか、なんか幻想的なものを感じるのだが、まさか龍之介はあの時…というのは深読みし過ぎ?

というわけで完結となった『三日月のドラゴン』。長尾謙一郎さんの次回作にも期待。

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