出資者を募るために、どうしても優勝したい!セキュリティ・チャンピオンシップ大会。戦力として圧倒的に劣るチームだが、ハルには”秘策”が?
原作・稲垣理一郎さん・漫画・池上遼一さんの漫画『トリリオンゲーム』2巻コミックス・レビュー。ややネタバレあり注意。
『トリリオンゲーム』2巻 主なあらすじ
- ハル・ガクのチームはドラゴンバンク主催のハッカー大会予選を突破。決勝へと進む。狙いはキリカの一億円出資をエサに、より好条件の出資者を探すこと!
- 決勝で争うのは13チーム。まず会場のWi-Fiに繋ぎ、他チームのサーバー=城をハッキングして攻める、というルール。
- 周りは専門のハッカーばかり。そんなITの大会に、ハルはなぜか「神主」姿で登場!ガクにある指示をする。「始まってすぐは繋ぐな」
- ハルの奇策でリードを奪うガク!…だったが、結託した他チームにより徐々に劣勢に。が、そこでハルの二の矢が飛ぶ!果たしてハル・ガクは優勝できるのか?
- 結果、大会で目立つことに成功した二人は、彼らに興味を持った男・祁答院(けどういん)と高級ラウンジへ。そこでキリカより良い出資を取り付ける。
- しかしそこにも条件が。「この店の女一人、口説き落としてみろよ」
- その条件をハルは難なくクリアー!(笑)祁答院から出資を受け、ついに「株式会社トリリオンゲーム」を立ち上げる!
株式会社「トリリオンゲーム」創設!
圧倒的に不利な条件で参加したハッカー大会。しかしその不利を覆すのは…やはりハル!その奇想天外な「作戦」に思わず笑ってしまうのだが、そこにちゃんと「計算」が入っているのが面白い!
そこで注目を浴びた二人は、ついに好条件の出資を取り付けることに成功。資金を得て立ち上げた会社はその名も「トリリオンゲーム」!
というわけで、ここでタイトルを回収。金を得て、会社を立ち上げて、次にやることは何だ?事業開始だ!
…の前に、まずは人材募集!ハルとガクは入社希望の人間を面接するのだが、そこで採用した人物がなかなかユニーク。彼らのビジネスに新たな仲間が加わり、いよいよ一兆ドルへの道が本格的に始動!
新入社員を「社長」に抜擢!
だが、実は相変わらずやることは決まっていない(笑)。そこで新規事業の内容を決める「社長」を、募集した新人に任せることに!
この全く予想が付かないビジネス展開が、『トリリオンゲーム』の面白さ。突拍子も無いことをやってるんだけど、こいつらだったらホントに1兆ドルの道を歩みそう!と思わせるストーリーに釘付け。
かくして新たなメンバーを加え、本格的に動き始めた「トリリオンゲーム」。しかしハルの行動は予想もつかないもので…?『トリリオンゲーム』3巻に続く!
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